手縫い機を使って革のカバンを修繕してみた

手縫い機 Easy Stitcher

お気に入りのBREEのトートバッグが壊れてしまいました。使っていたらショルダーベルトについてるナスカンのジョイントが外れてしまったのです。で、前々から気になっていた鞄本体のDカンも削れて凹んでいたので一緒に交換してもらおうと、メーカーに問い合わせた後に鞄を送り出したのです。購入したお店はすでに閉店していたのでインターネットからの問い合わせとなりましたが問題なく対応していただきました。

BREE トートバッグ ショルダーベルト破損… BREE トートバッグ Dカンの削れ

そうしてBREEのトートバッグを7月の終わり頃に修理に出し、8月の終わり頃に戻ってきました。早速確認したら依頼箇所は問題なくきれいに直っていました。…が、確認しているときにカバンの口の縫い目がほつれているのを新たに発見。「修理から帰ってきたら縫い目がほつれてた」といって再修理をしてもらおうかと思ったのですが、結局そういう方法で依頼するのは止めました。

というのも、この箇所は表の革とジッパーと裏の革とを合わせてミシンで縫い合わされているはずのところなのですが、購入当初からこの箇所だけ不完全に縫われていたんです。購入直後に気付かなかった上、購入後すぐに北近畿へ引っ越してきたということで初期不具合の依頼を出せず仕舞いに。その縫い目がほつれて開いているのを発見したのがたまたま今回修理から返ってきた直後というわけで…。

そんな難癖を付けるのも気が引けるし、再度修理してもらおうと思ってもカバンの送料が1,500円もかかる上に、縫い目の修理代と手数料と送料と修理にかかる期間を考えると、自分で修理してしまおうとなったのでした。


修理方法を調べるのにグーグル先生にお聞きしたら「手縫い機」なるものがあると教えられました。調べてみると手でミシンのような縫い目に縫えるという代物で、革を手縫いで縫うときの、針を2本使って縫う方法より手軽とのこと。専用の針とロウ引きされた糸も付属しているとのことで、早速ネットから手配することにしました。
(ちなみに「手縫い機」で調べるより「ステッチャー」で調べる方が検索にたくさん引っかかります)

届いた手縫い機で早速修理しようと、付属の針と糸を取り出してカバンの糸と比較してみたところ明らかに太かったので、予め調べておいた付属の針(No.8)より細いNo.5の針とロウ引き糸を追加で手配。そうして届いた道具で修理することにしたのです。

…が、追加で手配した糸と針でも元の縫い穴と糸に比べたら若干太い感じに。それでも大丈夫だろうと縫ってみたのですが、やはり縫い穴よりも手縫い機の針の方が太かったようで、縫い穴を広げる形で縫っていくことになってしまいました。さらには上糸と下糸との引き具合が難しく、縫い目にばらつきが見られるような感じに。まぁ、じっくり見ないと分からない感じなんですが。

修理した革の鞄の縫い目

それでも縫い目のばらつきが納得できず、縫い針を2本使って縫う方法で縫い直すことにしました。以前に購入した手縫いで作る革カバンの本を参考に、近所の手芸店で#20の糸が使えるメリケン針を買ってきて、修繕に使ったロウ引き糸を使って縫い直し。手縫い機で広げてしまった穴のためか、メリケン針を通しても苦労することなく通すことができ、おかげできれいに整った縫い目に仕上げることができました。

BREEの鞄の再修繕

手縫い機の針のせいで縫い穴を広げてしまったとショックを受けてたんですが、縫い直した際に針を通しやすくなったのでけがの功名と考えることにしました。後の懸念は何かの折で縫い目がほつれた際に、メーカーが修理を請け負ってくれるのだろうかというところ。独自修理のために請け負ってくれなかったら、このときのことを死ぬほど後悔するんだろうなぁ…。

最後に、革の手縫いで参考にした本はこちら。型紙などはありませんが、革細工に必要な工具から革の選定や加工、縫製から完成に至るまでの工程を丁寧かつ事細かに紹介されている本です。手縫いによる革細工に興味がある方ならオススメの本です 🙂

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