地域にある商店街について

たまたまTwitterの発言を追いながらネットサーフィンをしていたところ、ちょっと気になる記事を見つけました。それがこちら。

「商店街を活性化したい」とは言うけれども – (1) – JeffreyFrancesco.org
「商店街を活性化したい」とは言うけれども – (2) – JeffreyFrancesco.org

気になった理由は現在住んでいる地域の商店街についてだったから。で、その商店街を利用する可能性のある住民の1人として、ふと思ったことを記してみようかと。ただ、私は3年ほど前に京阪神から引っ越してきたということもあるので、地元の風土とかが分かってない点から少々乱暴な物言いになるやもですが、目をつぶっていただければと…。

夫の仕事の都合で越してきたということももあり、私は今住んでいるこの地には親戚も知人も友人もいません。そして現在家族は夫婦2人ということもあって近所付き合いも最低限しかしていないので、未だに地域情報を交換できるぐらいの知人・友人が私にはいません。(念のため断っておきますが夫は勤め人ということもあるので仕事仲間がいます)

そんな訳で地域情報を受動的に得られる機会がないので、能動的にお店の情報を得て買い物をしなければなりません。たとえば自らの足でお店まで赴いて店内を覗いてみるとか、新聞と一緒に投函される折り込みチラシを眺めるとか、店先においてあるタウン情報誌を取ってくるとか。もちろんこれらは引っ越す前に住んでいた京阪神でも同様です。ただ1つ京阪神に住んでいた頃と違うのはインターネット(携帯も含む)という媒体がお店の情報を得るための情報源になっていないということ。つまり今住んでいる地域は口伝えによる情報発信が主流のようでして。

この口伝えによる情報が得られないということで、地域の口コミ情報はほとんど得る機会がありません。具体的にはたとえば「ある商品を買うならこのお店」というような情報です。特に飲食店の情報は得られる機会が少ないせいで美味しいお店という情報どころか飲食店のある場所さえ分からないことが未だに多く、外食には情報を得る機会の多い隣の市の飲食店まで行くことの方が多い状態です。だからといって近所のお店開拓のためだけに外食頻度を上げる訳にもいきません。生活費だって無限にある訳じゃないですし、せっかく寄ったお店の味が口に合わないのはできたら避けたいですし…。

まぁ、外食ならまだしも、毎日の生活用品を買うために毎度毎度隣の市まで行く訳にもいきません。で、口伝え情報が得られないということは、自らの足を使ってぶっつけ本番でお店に赴くことになり、そこから店の周りや店先からお店の吟味が始まっていくのです…。

正直な話、現時点で近くの商店街まで足を運びたいとは思えません。そのお店じゃないと商品やサービスが手に入らないという以外は残念ながら敬遠してしまいます。というのも私の主観から見ての商店街がこんな感じだから。

  • 商店街より大型店舗の方が家から近い位置にある。
  • 商店街自体が薄暗い上、ひっそりとしていて暗さに拍車がかかっている。
  • 店頭と店内に近寄りがたい雰囲気が漂っている(暗い・圧迫感がある)。
  • 店員さんの印象があまり良くない(一見さんに対して親身ではなさそうな雰囲気とか)。

自宅と大型店舗と商店街の位置関係は単なるきっかけで、商店街まで行った方が良いならもちろん商店街まで足を運びます。でも初めて足を運んだ商店街がひっそりしていて活気がなかったら、多少なりとも引いてしまいますよねぇ。店内に顧客を呼び込むような雰囲気がなかったら入る気は失せます。そして店員さんの印象が悪そうならもうその店に行く気はなくなってしまいます。

もし私が長年ここに住み、昔から商店街でお買い物をしていたというなら話は違ってくると思います。長年のお得意さんなら顧客と店と店員さんの持つ雰囲気や性格は互いに知っているでしょう。既知の中ということで、いつの間にか上記のような状態になってしまっていたとしても、顧客の求めている品物やサービスがそこにあるならお店に足を運んでくれると思います。

しかし新参者や一見さんにとっては第一印象が大事なのに、そこを蔑ろにしていたら「お得意さんがいるから新しい人は離れていってくれて良いですよ」と言ってるのと何ら変わらないと思うのです。特に個人商店では売りとなる顧客対応は顧客と店員の心理的距離が近い分、商品を売り込もうとくっつきすぎてもうっとうしいし、逆に気に掛けなさすぎると余所余所しくなってしまって、顧客が嫌がってしまうことにもなりかねないのではないでしょうか。

それに比べると大型店舗やスーパーマーケットは個人商店とは違い、顧客に対するきめ細やかな対応は難しい側面があると思います。でも逆に、店内の明るさやお得意さんや一見さんに関係なく誰でも入って良いという、店頭と店内の雰囲気作りについては商店街や個人商店より勝っているように思うのです。

だからといって顧客にこびを売れといっている訳でも明るくなるよう改装しろと言っているのでもありません。そうではなくお得意さんにも一見さんにも優しい商店街や店舗を目指してほしいなぁという気持ちでしょうか。そして店員さんについては店員さんとおしゃべりしながら吟味したい顧客もいるものの、逆に必要な対応以外は1人でじっくり吟味したいと思う顧客もいることを考えて、顧客との距離感としてつかず離れずの関係を保って欲しいかと。まぁ、店員さんの件は必要以上に話しかけられることが苦手な、私個人の気持ちですけれどね :mrgreen:

大型店舗 vs 個人商店という図式なら唯一無二の商品を売るなどの奇策がない限り個人商店に勝ち目はないかもしれません。でも大型店舗 vs 商店街という図式なら工夫すれば大型店舗にも劣らない展開ができるんじゃないかなー、なんて素人考えですがちらりと思ったり。もしかすると大型店舗と商店街がタッグを組んで手に手を取った展開という方法もありかもしれませんよ。

この地域に住んでいる住人の1人として、商店街の活気もさることながら、この地方都市全体としても活気づいてくれると良いのになぁって思ってます。

「地域にある商店街について」への3件のフィードバック

  1. 商店街の情報発信が無い(してるんだけど弱い)というのは確かですね。商店街運営者との意識の差もあるのかと思いますが、「お知らせする情報が無い」ということもあるのかも。わざわざお知らせする情報がないから、情報発信しても仕方がない、という。結局、売れる努力をしているか、ということに繋がるんですよね。

    商店街の雰囲気が悪い(暗い)というのも、まさにそうですね。私は生まれてこの方、ほぼずっとこの街にいますが、その私でも居心地の悪さを感じます。活気を取り戻そうとして、祭りやイベントを行うと、余計にギャップが目立ってしまって痛々しいくらい。

    商店街の問題というのは、全国的にもう何十年も前から問題視されていて、もしかしたら、もう手遅れなのかもしれません。「商売やっている人の問題なんだから、自業自得である」という意見もあります。しかし、現在の状態で商店街が壊滅してしまったら、あのアーケードのあるエリアが管理もされず放置されてしまうことになり、街の風紀、治安上の問題が出てきます。また、街の活気にも影響します。なので、出来るだけ存続してほしいなあ、と思います。

    1. 早速のコメントありがとうございます。

      顧客側である私からすると真新しい情報だけが情報じゃないと思うのです。
      たとえば当たり前だと思っている次のような情報。

      • 店舗名
      • 店舗の場所や連絡先
      • 取扱商品

      これらは定位置で長年商売をしている人やお得意さんにとって情報じゃないと感じる内容だと思うのでしょうけれど、
      この地に初めて訪れた人とか越してきた人とかにとって、これらの情報は充分情報になり得ると思うのです。
      これらの情報すら蔑ろにしているのはとても勿体ない話だと思います。

      イベント時と普段のにおける雰囲気のギャップは
      もしかすると普段の商店街とイベントとの方向性にギャップがあるからかもしれません。
      また『顧客の呼び込みによる活気復活』ばかりに固執していることが問題なのかもしれません。
      商店街には商店街ならではの特徴や性格があると思いますから、
      それを踏まえて方向性の転換、特に商店街ならではの方向性がこれからは必要になってくるのではないでしょうか。

      抱えている問題に目を向けて対処する時期が遅くなればなるほど、
      また目を向けて対処する人間が少ないほど困難な状況は増えていってしまうと思います。
      でも困難な状況が山積みだとしても危機意識があり変わろうとするなら、それは決して手遅れということはないと思います。
      紆余曲折しながらも少しずつでもより良い方向に進んでいくことを心からお祈りしています。

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